2023 August 31

EVに求められる最新技術トレンドWebinar開催レポート

当社では、名古屋大学 教授 山本 真義 様にご登壇頂き、第1回(2022年10月)、第2回(2023年4月)と「EVに求められる最新技術トレンドWebinar」を開催いたしました。
山本教授の知名度もあり、定員を超える多数の方々にご視聴頂き、誠にありがとうございました。本Webinarの内容に関して、以下に報告させていただきます。

Webinar概要

発表者
名古屋大学 未来材料・システム研究所/名古屋大学大学院工学研究科 電気工学専攻 教授 山本 真義 様 prof.yamamoto-nagoyaU.jpg

 

■第1回開催:2022年10月21日(金) 13:30~15:00
■場所:オンライン開催

タイトル
自動車のEV化潮流に対する電動化システムの各技術階層(材料・部品・システム)における 最新技術要求と新しい車載アプリケーションの可能性
Webinar概要
2010年代後半から急激に立ち上がってきた自動車のEV化に対して、動力システムである電気駆動システムは内燃機関を搭載した自動車とは全く異なる技術要求を求められております。
本ウェビナーでは、これらの技術要求と5年後の技術要求を、日本、米国、中国、欧州の各EVを分解することで仔細に予測致します。さらに10年後に求められる車載用の新しいアプリケーションの研究開発事例も紹介いたします。
プログラム 13:30~15:00
  • 日米欧中のEVの分解解説
  • ファブレス企業NIO(NextEV)のEV戦略
  • e-Axleにおける材料、部品、半導体モジュール、システムに対する技術要求最前線と5年後の予測
  • 新しいe-Axle用パワー半導体応用技術
  • 新しい車載用アプリケーション(インホイールモーター、ワイヤレス給電)

 

■第2回開催:2023年4月26日(水) 13:30~15:00
■場所:オンライン開催

タイトル
EV用駆動システムにおける化合物半導体の応用事例と その技術課題解決の提案(シャント抵抗 / ノイズ対策部品 / 放熱対策)
Webinar概要
EV駆動システムへのSiCパワー半導体の適用が始まっている。しかし車載応用機器における化合物パワー半導体を適用したパワーエレクトロニクスシステムにはノイズ、熱、絶縁といった様々な問題を内包している。これらの車載応用パワーエレクトロニクスにおける問題点を熱とノイズに分類し、さらにそれぞれの問題解決手法について具体的な対策製品を紹介しながらSiC/GaNパワー半導体応用の設計開発工程の負担低減化手法を掲示する。
プログラム 13:30~15:00

テスラが2023年3月1日(米国時間)に開いた投資家向けイベント「Investor Day」において、SiCパワー半導体の応用、さらに補機電圧の高電圧化(48V)について今後の戦略発表を行い、今後のEVにおけるパワー半導体応用の技術潮流に大きなインパクトを与えている。また、同じ時期、InfineonがカナダのGaN Systemsの買収を発表し、にわかに化合物パワー半導体における車載応用の動きが活発化している。これらのターゲットはまさにEVであり次世代電動車の基幹電源であるインバーター、DC-DCコンバーター、バッテリー充電器等となる。さらに48V化において新しいアプリケーションとなるアクティブサスペンション、アクティブスタビライザ等、より高電力密度化が求められる応用分野も台頭してきて、そのノイズ、熱対策技術は熾烈を極める。これらの市場競争力を加速するため、本講演はその具体的な解決策、さらにその市場戦略を明示するものである。

開催レポート

第1回、第2回ともに当社東京本部(東京麹町)に山本教授をお招きし、ご発表頂きました。多くのご視聴者は、EV関連の設計・開発に携わっている方々で、アンケートのご回答が多数あり、EV、電動化を取り巻く業界の技術関連のご質問やご感想がございました。

第1回アンケート回答(抜粋)
・特にEV市場の急速な発展とこれに対する中国の動きに勝る対応力が必要だと痛感しました。(電気機器メーカー 機器開発ご担当者)
・ソリューションを提供してくださるメーカーを紹介して頂きとても参考になりました。(輸送用機器メーカー 制御システム開発ご担当者)
・EV市場、中国メーカーの戦略が垣間見え、日本のメーカーの立ち位置が分かりました。(輸送用機器メーカー 機器先行開発ご担当者)
・車載向けパワー半導体デバイスに特化した続編があれば、是非第2回を開催願います。(電気機器メーカー パワーシステム開発ご担当者)

上記のように好評なアンケート回答が多く、その内容を参考に第2回のWebinar開催を企画させて頂きました。

第2回アンケート回答(抜粋)
・大変興味深く拝聴させて頂きました。特に今後のパワー半導体素子の動向について興味があったため、その部分についての説明をいただけたので大変役立ちました。EV向けのSiCのチップトレンドとしては損失低減だけでなく、パワーモジュール全体としての冷却性能の向上がポイントであるところが興味深かったです。是非、次回電動化に関するセミナー開催を希望します。(電気機器メーカー モジュール開発ご担当者)
・点と点がつながるような,それぞれの技術が相互につながるご説明で,非常に素晴らしい講演内容でした。非常に勉強になりました。ありがとうございます。(電気機器メーカー パワーシステム開発ご担当者)
・インバータ冷却器の設計を担当していますが、冷却関連の動向について非常に興味がありました。今後も有意義な講演企画を宜しくお願いします。(電気機器メーカー 機能部品開発ご担当者)
・化合物半導体を搭載するときは周辺部材も薄型化する必要性があることや、インバータの薄型化・樹脂化およびインホイールモータ採用の動きに対する課題とその対策などをとても分かりやすく解説していただきありがとうございました。素材メーカーから車両メーカーまで各社の取り組み状況も幅広く把握することができました。(輸送用機器メーカー 機器先行開発ご担当者)

ご回答頂いた貴重なご意見は、今後の製品開発やオリジナルWebinarの企画などに役立てて参ります。大変好評だった「EVに求められる最新技術トレンドWebinar」については、第3回を開催できるように企画立案して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


第1回オープニング



第2回オープニング



Webinarで紹介された当社取扱い製品群

(株)横浜エレクトロニクス シャント抵抗器
戸田工業(株) 電磁波ノイズ対策部材
GaN Systems社 GaNパワートランジスタ
T-グローバルテクノロジー社 万全の熱対策
ヒロセ電機(株) 車載バッテリーパック向けコネクタ
(株)シミズ

絶縁・耐熱表面処理(電着塗料エレコート)

ヘッドスプリング(株) 直流回生電源biATLAS-D


当社の技術や製品に関して、ご質問、ご興味などがございましたら、こちからお問い合わせください。

終わりに

当社はデジタルマーケティングに注力し、その施策の一つとして、Microsoft Teamsライブイベントを活用したWebinarを定期的に開催しております。

今後も”技術立社”として、当社オリジナル技術Webinarを含め様々なイベントを企画・開催して参りますので、是非ともご参加頂けますよう宜しくお願い申し上げます。